The New Legend of Momotaro



新桃太郎伝説 やり込みプレイ日記
序文〜やり込みについて〜
目標
用語・システム
参考文献
第1回 旅立ちの村〜おむすびころりん
 BATTLE 01 きんたん仙人
 BATTLE 02 ジグモ/ツチグモ/両鉄

第2回 松葉山
 BATTLE 03 雷鬼/馬鬼
 BATTLE 04 餓鬼

第3回 花咲かの村〜音無しの洞窟
 BATTLE 05 ばっかんき&さとりわっぱ
 BATTLE 06 天賊鬼

第4回 仙人庵巡り
 BATTLE 07 鹿角仙人
第5回 浦島の村〜竜宮城
 BATTLE 08 怪鬼&魅鬼&魃鬼
 BATTLE 09 竜宮城雑魚連戦

第6回 金太郎の村(パラレル)
 BATTLE 10 竜燈鬼

第7回 静かの村 new!
 BATTLE 11 臥龍

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序文〜やり込みについて〜


 やり込みというプレイの原動力になるのは、ほんの小さな好奇心である。

 子供の頃に何度も何度もプレイしたあのゲーム。新しいソフトをなかなか買ってもらえないので、すべての隠しキャラの位置やメッセージの文面の一字一句まで覚えるほどやり尽くした。このゲームについて自分の知らないことは何一つないのが自慢だった。

 でも、時間が経ったある日、ふと気付く。確かにそのゲームに自分の知らないことは何一つないが、あの場所にだけは行っていない。それは当然、行く必要のない場所なのだが、そこに行こうと試したこともない。

 自分はキャラの性能を知り尽くしている。そこは普通に考えれば到底行き着けない場所だろう。でも、2段ジャンプと空中ダッシュを駆使すれば? あのアイテムをボスで使わず温存してそのシーンで使い、足を踏みきる位置をもっとギリギリに持ってくれば、あるいは……と、考える。

 もちろんその場所に行って、なにがあるわけでもない。何度も言うように隠しアイテムやイベントの位置は把握している。その場所にはなにもないのだ。

 ただ、逆に考えればそれこそが、主人公をその場所に立たせられるなんてことに誰も――そのゲームを作った人間ですら――気付かなかったということの証明でもあるのではないだろうか。何故なら、もしそこに辿り着くことが可能だと制作者の誰かが知っていたなら、きっとそこに隠しイベントを設定したに決まっているからだ。

 無意味な確信――そして挑戦が始まる。別に成功しなくてもいい。でも、もしその場所にキャラを立たせることができれば、自分は制作者の意図を越えられるのだ。

 そんなところから、やり込みは始まる。

 経験と資料、様々なデータに裏打ちされ現出したひとつの推論を頼りに行う、極限プレイ。それは、最初から無理なことを実現するためのものではない。たとえば、エミュレータなどを利用してデータを解析し、パラメータを弄って無敵キャラを作り上げ、通常不可能な行動を取るといった遊び方とは根本的に異なる。あらかじめ用意されたものだけを利用して、用意された世界観の外へ飛び出す。いや、正確にはマージナルな部分へ身を乗り出す程度のものだ。あくまでも相手の土俵に立った上でのギリギリの逸脱なのである。

 そして、それがさらに突き詰められた形が「縛りプレイ」となる。無論SMの話ではない。ゲームクリアにとって不都合なある種のハードル的制約を(キャラクタ側ではなく)プレイヤー側に設け、それに則ってプレイするというものだ。具体的な例を挙げれば、「ロックマンで雑魚敵を倒さずクリア」「ドラクエ3で勇者一人でクリア」といったものになる。

 これはゲーム内という限られた領域に制約が存在するわけではないので、非常に多種多様かつ無限の楽しみ方が模索できるのが特徴である。やり込みに比べ、プレイヤーキャラのスキルよりもプレイヤー側のスキルが重視される分、難易度を高く設定できるということも言えるだろう。

 そしてここまで来ると、ゲームの楽しみ方としては完全に制作者の意図を越えていることになる。無論、越えたからどうだという話ではないのだ。「ドラクエ3でひかりのたまを使わずラスボスを倒した」からといって、ひかりのたまなんて必要のないアイテムだ、などと主張することはできないし、また主張する意味もない。プレイヤーの取ってその記録はあくまでもただの記録でしかない。勲章と呼べるものでもない。そのチャレンジの根底にあるのは方法論とそのアナログな手法での実証であり、重要なのは結果ではなく「実証した」過程そのものなのである。

 前置きが長くなったが、これから私もまたひとつ、やり込みの扉を開けようと思う。データの部分はなるべく詳細に記していくつもりなので、読者諸氏にはやり込みの過程を私と一緒に楽しんでいただきたい。 to top



目標

「桃太郎低経験値クリア」
縛り
  • 経験値ドーピングによるレベルアップ禁止
    (但し緊急避難の場合は除く)
  • 閻魔無限行動、無限鹿角等の裏技禁止

 読みやすさを考えて、ここからはもう少しくだけた感じで行きます。

 今回選んだゲームは「新桃太郎伝説」。1993年にハドソンから発売された和風RPG。ハードはスーパーファミコンです。日本昔話をモチーフにした独特ながらも親しみやすい世界観と、いままでのRPGのシステムをとことんまでおちょくった感のある前作「桃太郎伝説」(ファミコン)に比べ、シリアスな雰囲気を重視した文芸大作に仕上がっていて、当時は随分驚いた記憶があります。プレイ難度の高さを数多くの補助システムとアイテムによって緩和しているため、枝道的なやり込み要素は高いと思います。

 やり込みとしては典型例である低レベルクリアを目指します。が、それだけでは面白くないので、途中に現れる中ボスそれぞれに対する最低レベル撃破、引いてはその積み重ねによる総合的な戦闘経験の少なさを計るという意味で「低経験値クリア」という形にします。

 新桃太郎伝説のシステムでは、桃太郎が戦闘不能に陥った時点で全滅と見なされるため、桃太郎戦闘不能のまま仲間だけでクリアする形での低経験値クリアは不可能です。必然的に桃太郎はゲーム中のすべての戦闘を経験することになるため、雑魚敵との戦闘を極力避け、強制戦闘のみを経てクリアに至るのが理想となります。

 また、上記のシステムにより基本的に仲間が桃太郎以上の経験値を得ることはないため、桃太郎だけ成長を止め、仲間を最大限にレベルアップさせてその力でクリアするということはできないように見えますが、実は「本」「書物」「秘伝書」などの経験値を増やすドーピングアイテムを大量投与することにより可能となります。ただ、これをするとあまりにも安直なクリア方法となってしまうため、極力禁止します。

 但し、プレイヤーは極度のヌルゲーマーであるため、少ない確率でのチャレンジに躊躇した場合、緊急避難的に使っても良いということにしてしまいました。

 無論、過度の使用は禁物とし、使用回数はカウントされます。なお桃太郎の経験値以外の能力値ドーピングについては無制限とします(但し使用回数はカウント)。

 裏技については、やたら強力なのでとりあえず全面禁止です。一応説明しておくと、

閻魔無限行動 2回攻撃できる閻魔の1度目の行動選択後、スタートボタンでステータスを出しキャンセルすると再び1度目の行動が選択でき、繰り返せば1ターンに最大99回行動選択できるという破壊技。
無限鹿角 通常は技最大値の19/64を消費する鹿角の術(必ず会心の一撃が出る術)が、技最大値を863〜865に保つと消費量0で使用できる。

 などがあります。まあ無限鹿角については低レベルクリアでは大量にドーピングしない限り実行不可能ですね。

 ちなみに、本チャレンジは多くのやり込み検証レポートのように、前もって詳細なリサーチを行った上で実践するという形ではなく、実際にプレイしながら関門の都度クリア方法を模索していくものとします。

 何故ならこれは純粋なやり込み記録ではなく、あくまでも縛りによって設けた障害を突破していく過程を私と同時に皆さんに楽しんでいただくことに主眼がおかれたエンタテインメントであるためです。 to top



用語・システム

『新桃太郎伝説』基本用語説明
有利なシステム
不利なシステム

 プレイの前に、新桃太郎伝説における用語と、今回のチャレンジに影響を及ぼす基本的なシステムを簡単に紹介しておきます。

『新桃太郎伝説』基本用語説明

 この日記では、以下の用語を使用します。

レベルのこと
経験値のこと
魔法のこと。修行で覚える
術をかけるのに必要なポイント、いわゆるMPのこと
つづらアイテムが入っている。いわゆる宝箱
戦闘不能体力が0になること。医者に行くか、専用回復アイテム、きんそうの術などを使用しない限り復活しない。なお桃太郎が戦闘不能になるとパーティ全滅
「ものども、かかれ!」中ボスがよく使うイベント。この宣言のあと、数体の雑魚敵が現れ、強制的に連戦となります。


今回のプレイに有利なシステム

弱敵狙い打ち

 戦闘中、同種類(同パーティ)の複数の敵を単発攻撃する場合、体力の少ない敵にこちらの攻撃が集中して当たります。まず100%の確率で狙ってくれるので、ダメージが分散しづらくなります。

かばう

 戦闘中のコマンドで、そのターンに味方の一人が受けるダメージ、術などの効果を完全に庇うことができます。2回行動選択できる閻魔は同時に二人を庇え、また誰かを庇ったキャラを別のキャラが庇えば、ダメージはすべて最後に庇ったキャラに回ります。但し毒による毎ターンのダメージは庇うことができません。

おとものサポート

 途中でお供に加わるイヌ・サル・キジは、戦闘中に任意で敵を攻撃したり術を使ったりしてくれます。また、戦闘中彼らにきびだんごを与えると、毎ターン必ずサポートしてくれるようになり、桃太郎一人での戦闘などでは非常に役立ちます。特にキジの唱えてくれるきんたんは、序盤のボス戦ではなくてはならないものです。しかしその反面、このサポートがやり込みプレイにとって厄介となる場合もあります。

レベルアップ全回復

 戦闘終了時、キャラのレベルが上がると、その時点で体力・技が最大値まで回復します。

能力上昇値固定

 桃太郎及び仲間の初期能力値、レベルアップに伴うパラメータ上昇値が完全に固定されています。紛れがないため戦略が立てやすいです。ちなみに敵のパラメータも一定なので非常に便利。

修行システム

 このゲームでは桃太郎の術は仙人の修行をこなすことで覚えます。よって攻略に必要な術を覚えるのにレベルアップが必ずしも必要ではないため、低レベルクリアには向いています。

絶好調システム

 マップ上を1歩進むごとにキャラ別の確率で計算され発生。以降数十歩効果が続きます。絶好調になると戦闘時の各パラメータが以下のように増加したり、仲間キャラによっては特殊効果があります。
攻撃力50%増 会心の一撃確率増加(雑魚戦1/4、ボス戦1/16)
守備力敵の攻撃を受け止め、ダメージを食らわない(雑魚戦1/2、ボス戦1/16)
はやさ2倍(雑魚戦のみ)
福の神入手金2倍貧乏神攻撃力2倍
入手金2倍
といちや消費金1/2


今回のプレイに不利なシステム

逃走時の個別追い掛け判定

 新桃で逃げるコマンドが使えるのは桃太郎だけですが、逃げた場合、画面に存在している敵の数だけ逃走判定が行われ、判定に失敗した敵は追い掛けてきます。敵全員から逃げ切るまで戦闘は続くので、仮に敵が5体いれば、1体の場合に比べて5倍逃げにくいということです。ただし、4ターン逃げ続けると大抵逃げられるようになっているようです。

回復時の素早さ補正

 戦闘中、回復術や回復アイテムを使用したキャラは、そのターンの素早さが50%アップします。便利に見えますが、低レベルプレイの場合中途半端な回復タイミングになってしまうことが多く、計算が狂います。

連続攻撃

 敵味方共に、相手のレベルを大きく上回っていると、1ターンに連続して攻撃が発生することがあります。最大4回攻撃まであります。当然低レベルプレイでは敵ボスが連続攻撃をしてくることになります。

おとものサポート&個別戦勝点獲得制

 途中でお供に加わるイヌ・サル・キジは、戦闘中に任意で敵を攻撃したり術を使ったりしてくれます。そのダメージは微々たるものなのですが、連続攻撃なども発生するため時折敵を倒してしまうことがあります。
 新桃では倒した敵の持つ金や経験値は倒した時点でストックされ、たとえその戦闘から離脱したとしてもストック分は加算されてしまいます。今回のやり込みでは基本的に雑魚戦で経験値を得てはならないため、不運にもお供が道中で雑魚敵を倒してしまった場合、即座にリセットとなります。

アイテム所持数制限

 どのRPGにも付き物ですが、やはりやり込みプレイ(特に序盤)にはつらい。新桃では標準的に、1キャラにつき8個まで持てます。たかが8個、されど8個。

 その他の細かいシステム説明については、必要な場面場面で説明していくことにします。 to top



参考文献


 今回のやり込みにおいて参考にさせていただいた攻略本・攻略サイトを紹介します。


攻略本

新桃太郎伝説 ハドソン公式ガイドブック
 (小学館/ISBN4-09-102466-1)

 基本です。全体マップ(見にくいけど)及び村やダンジョンのデータを参考。
 術やアイテムのリストも便利。敵データは不完全(心と技だけ)。

新桃太郎伝説究極本
 (KKベストセラーズ/ISBN4-584-16016-3)

 新桃の多彩なイベントやアイテム・敵・仲間のデータ、隠し要素を一挙に収録。
 制作秘話や没ネタ、さくまあきらと広井王子の夢の対談など、マニア垂涎の情報がこれでもかと詰まったファンブック。
 でもデータのあちこちに誤りが……


攻略サイト

YMA優志君モンスターアミューズメント
 (http://www7a.biglobe.ne.jp/~yma/index.html)

 サイト内の「詳解 新桃太郎伝説」にて攻略と細かいデータが紹介されています。
 特に仲間キャラの成長早見表は参考にさせていただいています。
 Q&Aや専用の掲示板もあり。

ULTIMAGARDEN
 (http://ultimagarden.net/)

 やり込み総合サイト。記録データベース内の、nmaさんによる新桃太郎伝説「19人平均2.95段でクリア」レポート(http://ultimagarden.net/anthology/shinmomo.txt)が神に近い出来栄えです。
 これを見てしまうとわざわざ私のやり込みを読む必要性はなくなります(笑)。というか戦略をもろにパクってます。
 まあ方向性が微妙に違うということで。

※ちなみに両方とも無断で紹介しています。問題が発生する場合はお伝え下さい。(mail : nanahiko@nifty.com) to top



第1回 旅立ちの村〜おむすびころりん

BATTLE 01 きんたん仙人
BATTLE 02 ジグモ/ツチグモ/両鉄

 さて、オープニングはさっさと流して本編です。おじいさんおばあさんから「きびだんご」と100両をもらい、スリの銀次を仲間にして旅立ちの村へ。

 ちなみに銀次は効果の違う4本の包丁を初めから装備しており、戦闘時に使い分けることができます。また10段に達すれば特技・盗むを覚え、戦闘中に敵の持つアイテムを盗み取ることができるようになります。

体力攻撃守備早さ
桃太郎26
銀次24

 旅立ちの村では装備を整えるわけですが、100両ぽっちでは刀すら買えません。普通は木刀を買って雑魚を倒し金を貯めるのですが、今回は無論それは不可能。そんなわけでいきなり最終奥義の登場です。

人気度システム

 桃太郎がボス鬼を退治したり、仙人の修行を一度でこなしたり、困っている村人を助けたりして世間の風評が上がると、人気度というポイントが増加します。逆に仲間を戦闘不能にしたり、敵から逃げたり(一定確率)などすると減少します。

 人気度は最大値100、最小値0で、80以上になると店でアイテムが通常より安く買えるなどの特典が付き、30以下になると店の値段が倍増します。詳細は以下。

人気度 効果
100「崑崙の玉」がもらえる(1度きり)
90以上希望の都や竹取の村の宝物蔵の扉が開く
80以上茶店の値段半額・メニューに掘り出し物追加
宿屋の値段半額
30以下茶店の値段倍額、宿屋の値段倍額

 この人気度システムを利用します。といっても、兵具屋の値段は人気度に左右されないため、狙いは人気度100でもらえる「崑崙の玉」。これは持っているだけで戦闘時に体力が0になった瞬間、体力・技共に全回復するという強力アイテムですが、いかんせん1回使い切りなのですぐ死ぬ序盤ではあまり役に立ちません。が、売ればなんと22500両になります。問答無用で即売りです。

 問題はどうやってこの段階で人気度を100まで上げるかです。人気度が上がる条件は以下の6つ。

 このうち現在でも挑戦可能かつ最も楽なのは、池の鯉を出す方法。旅立ちの村の神社脇にある池を調べると蛙が飛び出すのですが、1/16で鯉が飛び出すことがあり、村人が喜んで人気度が上がるという元手入らずの便利イベントです。もちろん面倒臭がりの私は連射パッド「必殺コマンドコントローラー」をセットだ!(外道)

 1時間後に戻ってきたら見事に人気度100を達成していました。「崑崙の玉」ゲット。これで当分リッチな生活が送れますね。

 そんなこんなで、桃太郎と銀次を最強装備に仕立て上げます。


体力攻撃守備早さ
桃太郎26 1713
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
わらじ(守2)


体力攻撃守備早さ
銀次24 15
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)


 また、人気度80以上で茶店に追加される掘り出し物メニューですが、これまた便利です。リストに並ぶアイテムはランダムで、現段階では、外野戦闘時の天候(新桃には天候によって敵や味方の能力値が変化するタクティカル・ウェザー・システムがあります)を変えるアイテムが多いのですが、中には垂涎のアイテムが。

 「からくり玉」については後述しますので、差し当たっては「金歩の玉」。これは村以外のフィールド上を1歩進むごとに所持金が1両増える便利アイテムで、効果は敵が出現するまで続くうえ、ランダムで複数回使用することが可能。

 これがたったの30両! 30歩歩けば元が取れるという実にお得な商品となっております。買わなきゃ損よ。てなもんで、2万両持っていてもちまちまお金は貯めるわけですよ。なにせこちとら雑魚戦で稼げないわけですからね。

 ……って本当はもっと効率の良い稼ぎ方があるんですけど、まあみみっちい性格なので余裕のあるうちにもらえるものはもらっておくわけですよ。

 そんなこんなで、桃太郎の道具袋を体力回復アイテムの定番「きびだんご」で一杯にした上、「金歩の玉」を2〜3個と「おにぎり」を銀次に持たせて金を拾いながら北へ旅立ちます。雑魚敵はすべて逃げます。目指すは第一の関門、きんたん仙人の庵。


BATTLE 01 きんたん仙人



体力攻撃守備早さ
きんたん仙人3060 2728 10
きんたん


 きんたんは体力を30回復する術。いわゆるホイミですね。仙人と戦って勝利すると授けてもらえます。

 ただ、桃太郎の技パラメータがアップするのは4段になってから。それまではたとえ「愛のようかん」などのドーピングアイテムを使っても技最大値が増えることはありません。それに、仙人とのバトルに勝利しても経験値は加算されないうえ、強制戦闘というわけでもありません(まあ、きんたん自体は必要ですが)。

 よって現段階でわざわざきんたん仙人の修行を受ける必要はなく、次のおむすびころりんをクリアしてレベルを上げてから余裕で仙人と勝負しても構わないわけです。

 ――が、そこはそれ、なるべく目の前の目標から突破していくのがこういうやり込みプレイでは面白いわけです。安易な道ばかり選んでいてはいざというときに踏ん張りが利かないでしょう。常に最大出力、これぞ桃太郎です。

 まあそんなわけで、今後も仙人の修行は庵に辿り着ける段階になったら真っ先に選択・突破する方向で行きます。

 さて、そうはいいながらも敵はきんたん仙人。当然戦闘中にきんたんの術を唱えてきます。きんたん仙人の体力が30なので、事実上全回復ですね。しかもきんたんの消費技数が3に対して仙人の技は60と余裕の数値。そのうえ仙人の修行はあくまでも桃太郎一人でこなさなくてはなりません。

 果たしてこの勝負、勝ち目はあるのでしょうか?

 ――答えはイエスです。

 確かにこの状態では厳しい。こちらの攻撃で5〜6Pしかダメージを与えられないのに、敵からは10P強のダメージを受けてしまうわけですから、「きびだんご」を食べながら戦ってもあっという間に体力が底を尽きてしまいます。ある方法で入手できる「竹の水筒」という使用回数ランダムの回復アイテムを仕入れたとしても、こちらの攻撃力が貧弱ではすぐに回復されてお仕舞いです。

 持久戦ではあまりにもこちらが不利。というわけで、短期で一気に決着を付けることにしましょう。狙うは会心の一撃です。もちろん万に一つの確率を待つわけにもいかないので、せめて千に一つくらいまで確率を下げます。

 もうお分かりですね。絶好調システムです。桃太郎はフィールド上を歩いていると1/1024の確率で頭の上にぺかぺかと星が輝き、絶好調になります。そうなればこっちのもの、戦闘中、1/16の確率で会心の一撃が出るのを、「きびだんご」食べ食べ待てばよいのです。

 というわけで、仙人の庵の周りをぐるぐる。なんだか無駄に労力を使っているようですが、これが最短の攻略法なのです。幸いにも仙人はダンジョンの奥深くに潜んでいるわけではなく、ぼっさらこい庵に鎮座ましましているので、絶好調の効果が切れる前に駆け付けられます。

 また、庵の脇には井戸があり、体力が回復する水を何度でも飲めるので、その間に現れる雑魚敵に削られて死ぬこともありません。加えて「金歩の玉」で金も稼げると思えば、これはもうなんだか行楽気分。楽しくなっちゃいますね(なりません)。

 まあこればっかりはオート操作でやらせるわけにも行かない(絶好調になっても歩きまわるから効果が切れてしまう)ため、根気よく手動で散歩です。あ、折角なので庵の北西に見えるお地蔵さんまで足を伸ばしましょう。ここで先程銀次に持たせた「おにぎり」を使うと、あら不思議。穴に転がっていくぞ!

 これが、これが噂の――おむすびころりん!(白々しい)

 はい、次なる目的地のおむすびころりん村ですね。ここの鼠たちは突然現れた鬼たちに攻められて難儀しているようで、長老から直々に鬼退治を依頼されました。鬼が出てくる地割れのさらに奥にある、地下迷宮に向かう桃太郎。

 もちろん現段階でこれ以上進んだりしませんが、この迷宮にあるつづらの中に「ウサギの足袋」という防具が入っているので、ここぞとばかりに入手です。微量ですがこれで守備力もアップ! 先述の「竹の水筒」も落ちているので余裕があればゲットゲット。


体力攻撃守備早さ
桃太郎26 1716
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
きびだんご×7
竹の水筒
 
 

 そんなこんなで結構歩きまわりました。もちろんこんなことをやっている間に絶好調が訪れれば、なにはなくとも庵へダッシュです。しかしまあ、そううまくいかないのが人生ってもんで――って、あ、ぺかぺかん☆

 来ました、絶好調。庵へ取って返します。まずは井戸水で体力を回復して、いざ、出陣。きんたん仙人とのバトル開始です。

 ちなみにこれは修行なので、負けても命が取られることはなく、その場で復活。所持金も半減せず「精進せい」といわれてお仕舞いです。臆することはまったくありません。庵から出なければ絶好調状態はずっと続くので、心配無用で再チャレンジできます。もちろん食べた「きびだんご」は戻ってこないので、予備を銀次に持たせておくとベターですね。

 私の場合はとにかく最初の一勝負に賭けました。会心出ろ出ろ、会心出ろ! はい出ました。一本!

 いやあ気持ちがいいですね。これで無事、桃太郎はきんたんの術を授かりました。まあさっきも書いたように現時点ではまったく使えないんですが。


 きんたん仙人、桃太郎1段(心:0)で突破!



BATTLE 02 ジグモ/ツチグモ/両鉄

 庵を後にして、再びおむすびころりんへ。いよいよ本日のハイライト、怒濤の3連戦に進みます。

 ええと、ここでぶっちゃけますが、実はこの最初の中ボス戦こそが、今回のチャレンジでも最難関の――そうでなくとも間違いなく3本の指に入るであろう――戦いです。ダンジョンの最奥に待ち構える鬼は、最初の中ボスでありながら4匹も手下を引き連れています。そして、手下による2連戦でへとへとの桃太郎を襲います。

 驚異の3連戦! 中盤以降の中ボス戦でよくある「ものども、かかれ!」はあくまで前座の雑魚戦ですが、今回は既に初戦で強敵到来です。こんな設定にしたさくまあきらこそ真の鬼です。

 実際、1段の桃太郎たちではまるで歯が立ちませんでした。試しに戦ってみたところ、1戦目のジグモたちに掠り傷一つ与えられず全滅しました。

1戦目 ジグモ×3


体力攻撃守備早さ
ジグモ40 3216 1810


 なんですか3匹同時って。しかもはやさ18って。1撃で15強ダメージって、あれ、1ターン保たないよ?

 撤退です。あまりにも力の差が激しすぎます。低経験値クリア、いきなりピンチ到来です。

 ……まあわかっていたことなんですけれどね。理想では雑魚敵完全無視で進みたかったのですが、厳しい現実に無理ばかり言っていられません。ここは泣く泣くレベル上げです。待ってろジグモ!

 というわけで、一昼夜戦い抜いた桃太郎たちの成長ぶりを見よ!


体力攻撃守備早さ
桃太郎33 2116 35
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)

 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次31 15 1035
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)

 
 
 

 はい。2段まで上げました。

 あれ……大して上がってない? しかし際限なく上げてしまうわけにも行きませんからね。

 ちなみに桃太郎が2段に上がるのに必要な心の数は12です。それを何故35まで上げたかといえば、3段にレベルアップするギリギリにしてあるわけなんですね。新桃にはレベルアップ全回復システムが備わっているため、それを有効に使わない手はありません。何せ3連戦ですから、1戦闘ごとに2段→3段→4段という具合にレベルアップさせ、その都度全回復させて楽しようというアイデアです。

 とにかく、体力が30を超えて、なんとか1ターンは保つようになりました。ジグモ3匹に集中攻撃を食らわない限り、ですが。あとは毎ターンごとに一人が回復、一人が攻撃で……こっちの攻撃が7〜8P(銀次の牛切り包丁で10強)で、敵の合計体力が120だから、15ターン前後しのげれば勝ちか。ふん。

 ――無理だ……

 そもそも敵の攻撃が一人に集中する確率が(1/2)^3で1/8。こちらの攻撃が集中して当たったとして7ターンで1匹倒せる計算としても、その間に集中攻撃が来る確率が7/8。もちろん毎ターンの回復が完璧に作用しているのが前提条件なので、それまでにどちらかがやられる確率はほぼ100%です。仮にこの戦闘に辛勝したとしても、あと2戦分の回復を考慮に入れておかなくてはなりません。これは根本的な部分で戦略を練り直す必要がありますね。

 どうやら、いよいよ第二の秘技、「からくり玉」の出番が来たようです。旅立ちの村へ引き返しましょう。


「からくり玉」

 使うと、以下の8種類のアイテムのうちどれかに変化する。茶店の掘り出し物で150両。

 茶店の掘り出し物で「からくり玉」がリストに並ぶまで粘り、道具袋の許す限り買い占めます。変身後の狙い目は回復アイテム「元気の玉」と攻撃アイテム「ハリネズミの玉」。これらをとにかく集めます。2戦目以降の回復手段として「竹の水筒」も手に入れておきます。

 ちなみに「愛のようかん」はかなりレア(変身確率が低い)でお得なアイテムですが、現時点ではまったく使えないので泣きながら売ります。・゚・(つД`)つ■ 750両という良い値で売れます。(・∀・)

 準備完了後がこれ。


体力攻撃守備早さ
桃太郎33 2116 35
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
元気の玉×8
 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次31 15 1035
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)
ハリネズミの玉×6
竹の水筒×2
元気の玉
くまでぐわ

 各々の所持品からわかるとおり、桃太郎が回復役で銀次が攻撃役です。これは単純にはやさの問題です。新桃では回復アイテムを使う場合はやさに50%の補正がかかるため、銀次ではそのターンの敵が全員攻撃し終わる前に回復してしまう確率が高くなり、回復後に食らったダメージが次ターンに持ち越されて不利になりやすいのです。

 また銀次は攻撃力が低いように見えますが、これは4本の包丁を使い分ける前のパラメータが表示されているだけで、実際の攻撃力は以下のようになります。

 一見すると「小出刃包丁」が有利そうですが、これを使った場合銀次は弱敵狙い打ちをしてくれず、攻撃相手が完全にランダムになるため結果的にダメージが減ります。よって最強は「牛切り包丁」になります。実践ではこれをメインに使っていきます。

 ちなみに銀次が持っている「くまでぐわ」とは、土に埋まったおむすびころりんの地下通路を掘り進むのに必要な、外せないアイテムです。ただでさえ少ない道具袋を圧迫していて不便ですが仕方ありません。

 そんなわけで、戦略としては以下のようになります。

 桃太郎はひたすら「元気の玉」で回復、銀次は最初の2ターンで桃太郎と銀次に「ハリネズミの玉」を使い、次ターンから「牛切り包丁」で攻撃、「ハリネズミの玉」の効果が切れたら使い直し、を繰り返します(「ハリネズミの玉」の効果は自分の行動後に切れます)。

 こちらが受けるダメージは15なので、「ハリネズミの玉」によって返されるダメージは7前後、理想のパターンとしては、ジグモの攻撃が二人に別れ(桃1銀2、桃2銀1)、それらをすべて食らってから桃太郎が回復、次ターンへという形。

 ジグモの体力は40なので、大体4回くらい攻撃を返せれば、あとは銀次の1撃で沈みます。6ターン目までに1匹倒せれば、あとは楽です。戦闘に勝利した時点で全回復するので、最後の数ターンは回復を捨てて桃太郎も攻撃に回ります。

 ジグモの集中攻撃、及び中途半端な回復によるダメージ持ち越し+2体攻撃というパターンさえ起こらなければ、回復アイテムを残したまま次の戦闘に移れます。

 以上、まあ10回も試せば1回くらい勝利できます。問題は第2戦目、ツチグモ戦です。

2戦目 ツチグモ


体力攻撃守備早さ
ツチグモ100 3418 2020
特技 猛毒


体力攻撃守備早さ
桃太郎37 2420 65
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
元気の玉×1〜2
 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次35 1219 1265
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)
竹の水筒×2
元気の玉
くまでぐわ
 

 パラメータを比較していただければわかりますが、実はこの対戦はそれほどきつくありません。ツチグモのダメージは単体で、15前後。レベルアップしてはやさの上がった銀次が数ターンに一度「竹の水筒」でダメージを回復しながら攻撃を繰り返せば、かなりあっさり倒せます。

 特殊攻撃の猛毒を受けても、1ターンにごとに食らうダメージは6程度。敵の攻撃と重なっても20前後のダメージで済みます。毒を吐くターンは敵の攻撃が来ないものと考えれば、逆に毒を食らっておいた方がお得とも考えられます。あとは続く最終戦に向けて、如何に「元気の玉」を残しながら戦うかに気を配ってさえいれば、3回に2回くらい勝利できるでしょう。

 では、いったいなにが問題なのかといいますと、戦闘終了後のレベルアップなんです。桃太郎の4段に必要な心は84、ツチグモの心が20なのでギリギリレベルアップできます。ところが銀次の場合、4段に上がるには94の心が必要なのです。3段の状態、しかもツチグモ戦のダメージと毒を受けた瀕死の状態では、次の両鉄戦に勝てません。いや、理論的には勝てる計算なのですが、条件があまりにも厳しすぎます。両鉄は全体攻撃術を使ってくるので、ツチグモ戦終了時に銀次の体力が17〜18残っていないと1ターンで死亡です。

 それでも少ない希望に賭けて何度もチャレンジしたのですが、毎度このツチグモ戦での配分がうまくいかず、両鉄に辿り着くもののそこで力及ばずという形になってしまいます。

 やはり3連戦はきつかったのか。低経験値クリアへの道はここで頓挫してしまうのか。桃太郎のレベルは上げたくない。問題は銀次なのです。

 仕方がありません。ここで緊急避難発令です。ちょっと早すぎますが、最初の難関があまりにも難関すぎるということで許してもらいます。

 使うのは――「からくり玉」で作り出せる「本」です。

 桃太郎のレベルを上げられない以上、これを銀次に使い、銀次のレベルを底上げするより他ありません。幸いにして銀次の2段時の心、35に「本」を読んで上がる心55を足すと90、即ち4段に必要な91に1P届かない状態でとどまれます。一気に2段も上がってしまうようでは躊躇が走りますが、1段の底上げならばなんとか許容範囲、と自分の心を騙します。

 そんなわけで、今回の一連のバトルに挑むにあたっての最終的な初戦時パラメータは以下のようになりました。


体力攻撃守備早さ
桃太郎33 2116 35
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
元気の玉×8
 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次35 1219 1290
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)
ハリネズミの玉×6
竹の水筒×2
元気の玉
くまでぐわ

 もうこれ以上の変更は流石にできません。このトライが失敗するようならこのやり込み計画は頓挫です。

 背水の陣でジグモズに挑みます。

1戦目 ジグモ×3


体力攻撃守備早さ
ジグモ40 3216 1810


 さて、初っ端から躓いたトライに注目です。ボスに辿り着くまでの地下通路でかなりの深手を負ってしまい、戦闘前の回復で銀次の「竹の水筒」を1つ使い切ってしまいました。幸先が悪いですが折角なので挑戦したところ、ジグモ戦は意外にも善戦。桃太郎の「元気の玉」を2つ残した状態で敵を殲滅することができました。

2戦目 ツチグモ


体力攻撃守備早さ
ツチグモ100 3418 2020
特技 猛毒


体力攻撃守備早さ
桃太郎37 2420 65
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
元気の玉×2
 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次43 1921 15120
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)
ハリネズミの玉
竹の水筒
元気の玉
くまでぐわ

 当然ですが銀次はこの戦闘に勝っても段が上がりません。戦闘終了時の残り体力に気を付けながら戦います。

 流石に4段にもなると銀次のはやさが活きてきており、回復アイテムを使ったターンは真っ先に回復できることが多くなりました。これで滅多に戦闘不能に陥ることはありません。

 「竹の水筒」も良く保ってくれています。これは両鉄戦まで残したい。その願いが届いたのか、回復アイテムを理想的な状態で残したままツチグモ撃破。いよいよ最終戦です。

3戦目 両鉄


体力攻撃守備早さ
両鉄110 2815 1725
炎の術(消費4)


体力攻撃守備早さ
桃太郎45 3122 1085猛毒
装備
 
 
 
刀(攻12)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)
元気の玉
 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次43 1921 15140猛毒
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
わらじ(守2)
ハリネズミの玉
竹の水筒
元気の玉
くまでぐわ

 今までクモどもを差し向けてきた鬼がついに姿を現しました。が、ツチグモと比較していただくと分かりやすのですが、こいつがまた、弱い。

 桃太郎がレベルアップしていることを考えれば、相対レベルではジグモ一匹程度の強さと考えても差し支えないほどです。登場シーンで「ツチグモごときでは駄目だったか」とかぼやきながら出てきますが、自分の方がよっぽど駄目です。

 両鉄の得意技は一つ。炎の術です。25前後のダメージがパーティ全体に来ます。確かに強力な術ですが、こいつはこれを2回しか使えません。しかも堪え性がないのか、初ターンから連発して出してくることが多い。

 よって対処法は、防御1本です。新桃では、物理攻撃も術攻撃もダメージはすべて防御で半減させることができます。既に受けている毒のダメージですら半減します。体力満タンの桃太郎が「元気の玉」を使って、あとは2ターン防御。これで大概の場合、両鉄の決め手はなくなります。

 ご多分に漏れず、今回もこいつは炎を連発してきました。もうこっちのものです。あとは攻撃で叩きつつ銀次が回復、の形。桃太郎もようやくきんたんの術が一回だけ使えるようになっていますので、有効活用しつつ叩く叩く。

 そして、遂に――

 両鉄をこらしめた! やりました。

 いやあ、長かった。とりあえず最初の難関突破です。予想外に苦戦を強いられました。

 ネズミの長老にお礼を言われ、地下迷宮を抜けて山の反対側へ。北の橋まで進むと鼠が追い掛けてきて、おむすびころりん村の再興を伝えてくれました。早速戻って一休み。新たにできた武具屋で装備を整え、長老からは月の水晶の欠片をもらって、桃太郎の旅は続きます。


 ジグモ/ツチグモ/両鉄、桃太郎2/3/4段(心:95)で突破!


体力攻撃守備早さ
桃太郎45 3722 10110
装備
 
 
 
木の葉切りの刀(攻18)
木の皮の胴(守5)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)

 
 
 

体力攻撃守備早さ
銀次43 1924 15165
装備
 
 
 
***
着流し(守7)
はちまき(守3)
ウサギの足袋(守5)

 
 
 

 次回は登山に初挑戦です。(→第2回へ to top


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